宮城県南三陸町に行ってきました

本日は名古屋営業所 技術開発部スタッフからお届けします。


先月、宮城県南三陸町に行ってきました。

東日本大震災発生以後、東北のことはずっと気にかかっていたのですが、なかなか行く勇気が出ずそのままになっていました。今回宮城県で開催された「東北・みやぎ復興マラソン2017」(2017年10月1日開催)への参加を機に、ほんの一部の地域ではありますがやっと行くことができましたので、震災から6年半経った現地の様子についてご紹介したいと思います。
今回訪れた宮城県南三陸町志津川地区は三陸エリアに位置する場所で、震災で津波被害が大きかった地域の1つです。20171107_1

<地図データ出典>地球地図日本(国土地理院)を加工して作成

あらかじめ航空写真で現地の様子は見ていたのですが、状況は日々変わっていくので、実際にその場に立った時にどのような光景が広がるのか想像もつきませんでした。2008年と2015年の志津川地区の航空写真を比べてみると、2008年に海岸付近の住宅地だった場所が、2015年では建物が消失したままであることがわかります。20171107_3

<地図データ出典>空中写真(国土地理院)

2017年10月現在、志津川地区の市街地には多くのトラックが行き交い、かさ上げ工事の真っ最中。目の前に広がっている光景は、いくつもの土のピラミッドでした。SONY DSC

南三陸ポータルセンターでは、震災当時の記録写真の他、震災後の地域のあゆみなどがパネル展示されていました。震災前の写真もありましたが、その面影を現在のかさ上げ工事中の姿の中に探すことはできませんでした。

南三陸ポータルセンターに隣接する場所に、約17,000km離れたイースター島から贈呈されたというモアイ像が立っていました。(目を開いているモアイ像は世界でたった2体しかないそうです。)凛とした表情で、しっかりと目を開けて南三陸町を見守っていました。20171107_6

商店街にある写真屋さんでは写真展が開かれていました。そこには、津波に飲み込まれていく街の姿が写真に残されていました。高台に避難した不安そうな表情の住民の方々、引き潮、沿岸部から破壊されていく建物、防災庁舎の屋上を越える高さまで押し寄せる津波・・自然の驚異、津波の恐ろしさが写真からひしひしと伝わってきました。

実は直前まで、南三陸町に行こうかどうしようか悩んでいました。それは、地元の方々には本当に申し訳ないのですが、TVなどで紹介される震災の映像に強い恐怖心を感じていたからです。実際現地に行ってみると、やはり「今私が立っているこの場所まで津波が来て、大勢の方が亡くなったんだ・・」と辛い気持ちになりました。ただ、ずっと気になっていた場所に行き、自分の目で現在の様子を見れたこと。そこには、6年半経過しているものの想像していたほど復興が進んでいない現実がありました。そんな中でも笑顔を見せてくださった多くの地元の方々と触れ合えたことは得難い経験となりました。勇気を出して訪れてみて本当に良かったと思っています。

現在かさ上げ中の沿岸部は、将来は商業・業務の中心地区となり、震災復興祈念公園が建設される予定だそうです。街が復興したのちに訪問するのも良いのでしょうけれど、今まさに復興に向かって一歩一歩進んでいる瞬間に立ち会うのも良いのではないでしょうか。SONY DSC

最後に、今年3月3日、約10mかさ上げされた場所にリニューアルオープンした南三陸さんさん商店街の美味いもの情報をご紹介します。

お目当ては「南三陸キラキラ丼」!南三陸の美味しい海産物がたっぷり乗ったどんぶりで、私が行った時には秋の「キラキラ秋旨丼」が出ていました。

鮭、いくら、カニ、まぐろ、タコなど9種類もの具が乗って、文字通りキラキラ☆しています。そして、とっても美味しい!!3時のおやつには、タコソフトクリーム(タコは入っていませんヨ!)もいただきました♪志津川はタコ漁が盛んな町で、その他にもタコプリンなどがありました。商店街の方たちの笑顔同様、地元の美味しいものにたくさんの元気をいただきました。(名古屋営業所 Y.K.)SONY DSC20171107_7