Archi Future 2017に参加してきました

本日は本社/営業部 販促スタッフからお届けします。


以前のブログ記事でもお知らせしましたが、10月下旬開催の「Archi Future 2017」にてインフォマティクス会長 長島雅則が登壇するセミナーに参加してきました。20171115_1

当日は大変盛況で、会長が登壇する「日本のパイオニアと黄金時代が見る未来 -BIM、デジタルデザインの起源と最先端から見えてくるもの-」も開演前に参加者の長い列ができていました。

このセミナー枠は、長島会長のほか、東京大学助教 木内俊克氏、竹中工務店 石澤宰氏による講演と対談で構成されていました。木内氏と石澤氏は、インフォマティクスが提供する汎用CADシステム「MicroGDS」の前身となるシステム「GDS」の国内販売(1981年)より少しあとの世代で、長島会長とはおそらく20歳近くの年齢差があると思われ、歳も業種も異なる異色の顔合わせ(?)となりました。

まずそれぞれの講演があり、会長からはCADとの出会いから会社設立までのエピソードが紹介されました。その一部をご紹介します。「大学時代からCADに興味を持ちMITに留学、Nicholas Negroponte教授と出会いArchitecture Machine Groupという研究室に所属しました。そこで英国のOXSYSに出会い、英国に渡って開発に従事したのですが、当時既にOXSYSはBIMを実用化した3次元CADシステムでした。非力なコンピュータの環境下でも、それを実現できるいくつかの好条件が備わっていたのです。その条件は、現代でもBIMを実現するために共通するものだということです。その後、もっと形状的にフレキシブルな2次元GDSの開発に従事しました。もちろん2次元といえども、BIMの機能を備えていました。そのGDSを販売するために、帰国してインフォマティクスを設立したのです。」(インフォマティクスの情報発信サイト「空間情報クラブ」に会長が会社が設立をするまでのエピソードを掲載していますので、ぜひご覧ください。

また、インフォマティクス社員にはお馴染みのYoutube動画が披露されると、お二人とも40年前のCADの原型を大変興味深くご覧になり、使用されている機材について質問されていました。16bit(!)のミニコンピュータ、グラフィック端末機をつないでタッチペンで操作。OSは自前、プログラミング言語はPL/Iだったそうです。操作しているのは会長です。

木内氏は東京大学やその他の教育機関でコンピュテーショナルデザイン教育や研究活動に従事されており、物理的次元と情報的次元が等価に連続したような公共空間の実現について研究されているそうです。石澤氏はシンガポールの空港プロジェクト、高層ビルプロジェクト等でBIMの実装とそのマネジメントを担当されていたとのことでした。

建築分野の方を対象としたセミナーなので、BIMが身近な存在である方が多かったと思いますが、GISを扱っているインフォマティクス社員としては、位置と地理情報を結びつけ、より広範囲に取り扱うGIS寄りに考えてしまいます。とはいえ、BIMであってもGISであっても「すべての情報はデジタルになる」という思いは共通しているように感じました。

40年前にBIMの先駆けのようなGDSに可能性を感じビジネスをスタートさせた長島会長、さすが先見の明がある方だと思いました。また、他のお二人同様、私自身もGDSの日本上陸後に生まれた世代ですが、公共空間へ取り入れたり空港建設のような壮大なプロジェクトで利用するなど、BIMやGISの利点を今後さらに発展・応用させていけるかどうかは自分達の世代にかかっているのかなとも感じました。

このセミナーは「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る=温故知新」のようなものをコンセプトとされていたかと思うのですが、会長が、北京で人気という自転車シェアリング、全世界で展開されている配車サービスUber(ウーバー)などの話題にも触れ、新しい技術やサービスに幅広く関心を持っていらっしゃることに驚きました。お二人も興味深く聞き入っていらっしゃいました。

対談の最後にしっかりとインフォマティクスのGISのPRもしてくださり、「さすが我らが長島会長!」とうれしく思いました。(本社/営業部 販促 M.N.)