路面電車のある街を訪ねて

本日は名古屋営業所技術開発部のスタッフからのレポートです。


私の生まれ育った街には、路面電車が走っています。
車と同じ道を電車が走っている風景、路面電車専用の黄色い矢印信号、お祭り時期の花電車・・。そういったものがいつも身近にあって、それが当たり前だと思っていました。でもいつだったか、路面電車が走っている街はさほど多くないことを知り、とても驚いた記憶があります。

2015年12月現在、日本国内では17都市で19事業者が運行しています。その都市の場所を日本地図にマッピングしてみました。20180119_1020180119_11     <地図データ出典>国土地理院「地球地図日本」をもとに編集・加工

北は北海道から南は鹿児島県まであります。ご存知広島市の他、東京都に2つ、富山県には3つあることがわかります。これらすべての都市を訪れたわけではありませんが、私が旅先で目にした路面電車のうちいくつかを写真とともにご紹介します。

1.札幌市交通局20180119_1路面電車が歩道脇を走っており、昔懐かしいレトロな雰囲気の電車もあれば、新型低床車両「ポラリス」も走っていました。新しく設けられた狸小路電停は、置かれているベンチが美術館の展示品のようにお洒落なのが印象的でした。

5.豊橋鉄道20180119_2国道1号線を路面電車が走ること、そして日本一の急カーブがあることで有名です。豊橋にも低床車両の「ほっトラム」が走っています。その他の車両は各地から譲り受けたものだそうで、様々なデザインのものが走っています。秋に行った際にはちょうどお祭り前だったので、造花で飾られた花電車を見ることができました。

7.富山地方鉄道20180119_3新幹線の高架下にあり、ガラス張りで近代的な富山駅の電停にレトロな車両が止まっている空間は、見ていてワクワクしました!ここでも低床車両がいくつか走っていて、そのうちの1つ「サントラム」は豊橋鉄道の「ほっトラム」と同じ車両だそうです。

14.広島電鉄20180119_4路線総延長、車両総数ともに日本一を誇る路面電車です。昭和20年に被爆した通称「被爆電車」が今も現役で走っています。2009年に訪れた際に撮影した新型車両は低床車両の「Green mover max」です。

15.とさでん交通20180119_5路線が高知市内だけでなく、南国市、いの町までまたがっています。東西南北に路線が広がっているため、大きな道路にいくつもの軌道が延びていて、「どう分かれているんだろう??」とマジマジと見てしまいました。私が乗った車両は内装も木材でできており、歩くと木がたわむ感触もまた趣きがあって良かったです。

16.伊予鉄道20180119_6写真にあるのは一般的なタイプの電車ですが、蒸気機関車の形をした「坊ちゃん列車」も運行しており、街中を走る姿はとても可愛らしかったです。(次回松山を訪れた際には乗ってみようと思います!)

17.熊本市交通局20180119_7路面電車がひっきりなしに行き来しているという印象を受けました。写真にはないのですが、熊本城を背に走る姿がとても格好良かったです。日本で初めて超低床路面電車が導入されたのが、熊本交通局(1997年!)だそうです。

19.鹿児島市交通局20180119_8可愛らしいカラーリングが印象的な車両を見つけて、思わずカシャリ!大河ドラマの舞台になっている場所ということで、普段は観光電車として運行している車両が、1月19日から通常の定期便として運行しているそうです。

路面電車は、最近各地で低床車両が導入され、環境にも人にも優しい乗り物になっています。ひとくちに路面電車と言っても、走っている場所にはそれぞれの歴史や街並みがあり、車両にもそれぞれ特徴があり、今も進化を続けています。路面電車のある街は多くはないですが、皆さんも機会がありましたら、旅先でガタンゴトンという音とともにのんびり街の風景を楽しめる路面電車を利用されてみてはいかがでしょうか。(名古屋営業所技術開発部 Y.K.)