川崎市長沢浄水場&広報施設、見学レポート

本日は本社 営業支援スタッフからお届けします。


先日、川崎市多摩区にある長沢浄水場および併設の広報施設を見学する機会がありました。川崎市上下水道局長沢浄水場は昭和29年(1954年)に通水を開始した60年以上の歴史を持つ浄水場ですが、2017年6月にリニューアルオープンして新しい施設となっています。

私自身、職場も住まいも川崎市内にあるため、神奈川県内のダムから導かれた原水が、日常生活で使う水になるまでの工程を見ることができて、とても感慨深いものがありました。

まずは大きな勘違いが・・。いつも飲んでいる水、使っている水は多摩川からきているものとばかり思っていましたが、違いました。同僚に「今飲んでいる水はどこからきていると思う?」と聞くと、やはり「多摩川でしょ」との答え。実際は、相模川上流に位置する相模湖・津久井湖から導水ずい道(水の通る道)経由で8時間かけて長沢浄水場に到着し、その後、水道水と工業用水に処理されているのだそうです。

確かに、着水井(ちゃくすいせい:湖からの原水が到着する場所)の近くを通った際、かすかに藻のような(?)独特のにおいがしました。ちなみにすぐ隣に東京都長沢浄水場がありますが、川崎市側から分水しているということでした。

地図はSIS8.0を使って作成、使用データ:国土数値情報、河川データ/湖沼/ダム(長沢浄水場、導水ずい道はインフォマティクスにて作図)

川崎市には、ここの他に浄水場が2ケ所(潮見台、生田)ありましたが、将来的な需要予測等も鑑みて長沢浄水場に集約したとのことです。

施設は丘陵地にあるため、地形の高低差を利用した「自然流下」により水道と工業用水道に配水したり、太陽光発電を利用して浄水場内の電気を一部賄っていたり、浄水のために発生した沈殿物を改良土やセメントの原材料として再生利用したりと、大変エコです。

活性炭ほか物理的、化学的なろ過工程を経て、より安全でおいしい水となり市内配水されているとのこと。社会科見学をした小学生のように、「へぇ~」「ほぉ~」と感心することしきりでした。

残念ながら施設の写真をお見せすることができないのですが、広い敷地内にある施設を植栽に至るまできちんと管理・整備されている川崎市上下水道局の方々の真剣さ真摯さに、川崎市の一市民として揺るぎない安心感を得ることできました。

併設の広報施設は「水とかがやく未来館」の愛称で親しまれており、リニューアル前の浄水場の施設を再利用したものだそうです。館内には市内の「災害時応給水地点」についての紹介もあり、万が一の災害時の断水に備えて、自宅近くの災害時応給水地点を再度確認しておく必要があるなと思いました。

少し前に「宮ヶ瀬ダム」に行く機会があり、こちらにもダムや神奈川県の水環境について解説する広報施設「水とエネルギー館」がありました。今回浄水場を見学したことで、文字どおり上流~下流まで、普段何気なく使っている水インフラについて、少しばかり詳しくなった気がします。

広報施設内の「洗濯機の水はお風呂の水を再利用しよう」「トイレの水は何度も流さないように」という掲示を見て、普段の水利用における自分の行動を今一度省みようと思った次第です・・。(水を湯水のように使ってはいけませんね。)

余談ですが、川崎駅近くの行政サービスセンターで配布されている「マンホールカード」をもらってきました。宮ヶ瀬ダムとその近くにある石小屋ダムでゲットした「ダムカード」とともに、マイコレクションに加わりました♪スタンプラリーみたいで楽しいですね!(本社 営業支援チーム M.N.)